発見!いわた 「磐田の著名人」

伊藤 功 (いとう いさお)

1895(明治28)年~1956(昭和31)年
敷地村村長/敷地柿産地化の先駆者

敷地村初代村長伊藤泰治(いとうたいじ)の長男として敷地村(しきじむら・現磐田市敷地)に生まれる。遠州銀行(静岡銀行の前身)に勤務した。1924(大正13)年から24年間敷地村村議会議員として、1950(昭和25)年から1955(昭和30)年まで、合併前の敷地村最後の村長として村政に尽くした。その間、1924(大正13)年から16年間、敷地村学校委員、1927(昭和2)年から1944(昭和19)年まで敷地村産業組合理事及び監事、その他消防組頭等を歴任した。

20代の頃から、農家は副業として換金作物を作らなくてはならないとして、敷地の自然条件に合う柿栽培を始めた。全国の柿産地を視察し、それを参考に、土地を開墾し苗木を植えた。現在、敷地は柿産地として知られている。柿の加工販売も考え、家具戸棚式「ころ柿」火力乾燥機の考察にも取り組んだ。

また、村長就任当初から敷地川の改修のために力を尽くした。敷地川は小さな川であるがために近代的技術による改修を受けることがなく、長年氾濫を繰り返し、その被害は甚大であった。村による復旧工事とともに、県や国の関連機関に陳情を繰り返し、1954(昭和29)年には国による改修工事が決定し翌年河川改修起工式が行われた。

その他教育、産業関係等多くの地方自治への貢献により、1950(昭和25)年には県町村会議長より、1955(昭和30)年には自治庁長官より自治功労者として表彰された。

参考文献

  • 豊岡村史編さん委員会 『豊岡村史 通史編』 豊岡村 1995年
  • 豊岡村史編さん委員会 『豊岡村百話』 豊岡村 1996年
  • 自治タイムス社 「東海展望」 自治タイムス社