発見!いわた 「磐田の著名人」

伊藤 泰治 (いとう たいじ)

1853(嘉永6)年~1921(大正10)年
敷地村初代村長

敷地村(現磐田市敷地・しきじ)の野辺(のべ)神社、そのころの山王(さんのう)社の神職を務める家に生まれる。1876(明治9)年から16年間戸長を務め、1889(明治22)年から1916(大正5)年まで村長を務めた。

当時内務省は地方改良運動の推進のために政府の方針にあった優良な地方団体を優良模範村として選奨していた。敷地村は1911(明治44)年に、第2回奨励地方団体として内務大臣より表彰を受けた。内務省の団体選奨に際しての調査「敷地村事績」に次のような実績が挙げられている。部落有林野の統一と植栽、基本財産の増殖、納税皆納、学齢児童の全員就学、村道や林道の開鑿(かいさく)などの土木事業、報徳社や農会や信用組合などの諸団体の活動などである。また伊藤村長の優れた文書処理、管理についても挙げられ、伊藤村長の緻密な事務処理による周到な「整理経営」が評価された。開村から合併までの会議書類や租税台帳、徴兵関係書類、土地台帳などは現在は磐田市歴史文書館に保管されている。

伊藤村長は1907(明治40)年に藍綬褒章(らんじゅほうしょう)を受けた。

参考文献

  • 豊岡村史編さん委員会 『豊岡村史 通史編』 豊岡村 1995年
  • 豊岡村史編さん委員会 『豊岡村百話』 豊岡村 1995年
  • 自治タイムス社 「東海展望」 自治タイムス社