発見!いわた 「磐田の著名人」

野口 在色 (のぐち ざいしき)

1643(寛永20)年〜1719(享保4)年
江戸期の談林派(だんりんは)の俳人
nogutizaisiki_p 『図説磐田市史』より

遠江国豊田郡草崎(くささき)(現磐田市草崎)の廻船(かいせん)問屋に生まれる。同業の叔父の養子となり19歳で江戸に下り、幕府公用の材木納入を請け負い、財産を築いた。1674(延宝2)年大坂の西山宗因(にしやまそういん)に入門し、翌年宗因を江戸に招き、「十百韻(とっぴゃくいん)」を興行(こうぎょう)した。これを『談林十百韻』として刊行し、江戸の談林派隆盛(りゅうせい)の基礎を築き、以後江戸談林の代表作家として活躍した。37歳から 12年間、妻の実家の信州中箕輪木下(なかみのわきのした)に住み、伊那谷(いなだに)に談林俳諧を広めた。江戸へ帰ったのち、1714(正徳4)年草崎に隠棲(いんせい)し、『誹諧解脱抄(はいかいげだつしょう)』などを著した。

墓は草崎の良照庵(りょうしょうあん)にあったが、廃寺(はいじ)となったため、現在は犬塚橋のたもとの公園に移されている。

参考文献

  • 寺田良毅 『郷土誹人野口在色と談林十百韻』 野口在色草崎顕彰会 2002年
  • 磐田市史編さん委員会 『図説磐田市史』 磐田市 1995年
  • 静岡新聞社出版局 『静岡県歴史人物事典』 静岡新聞社 1991年